どこの部位か知ってる?「コテッチャン」について知り尽くしてみよう!


みなさんは、「コテッチャン」を一度は食べたことはありますか?ホルモンだということは、ご存知の方も多いと思いますが、実際にどんなお肉なのか詳しく知っている方は少ないのでは?今回はそんなコテッチャンについて、栄養価やおいしい食べ方までご紹介!

「コテッチャン」とは

みなさんは、「コテッチャン」をご存知ですか?スーパーのお肉コーナーなどでよく見かけると思いますが、買わずに素通りしている人も多いのではないでしょうか。

コテッチャンとは、牛の白モツに味つけをしたものです。フライパンで炒めるだけで簡単に家庭で食べられるので、ゆっくり料理をする時間がないときにとても重宝する食材ではないだろうか。


  • 名前の由来

では一体なぜ、「コテッチャン」という名前なのでしょうか。 実は「コテッチャン」というのは、食品会社が販売している商品の名前なのです。韓国語で牛の大腸のことをテッチャンといいます。それに対して小腸のことをコテッチャンといい、いわゆる商品名にしたというわけです。

味の種類も豊富で、みそ味、しょうゆ味、うま塩味など会社によっていろいろと売りだされています。今ではそれがすっかり定着して、「コテッチャン」といえば、味付きの牛モツのことを指すようになりました。お酒のおつまみやご飯にあう濃厚な味と、ぷりぷりの食感が人気です。

どの部位なの?

牛の内臓肉のことを「モツ」または「ホルモン」といいますが、コテッチャンはそのなかの小腸の部位のことを言います。

内臓系は、食べられるようになるまでの下処理が大変で、においも多少はありますが、コテッチャンは下処理の後にしっかりと味付けがされているので、においも気にならないと思います。

昔は捨てられる部位でしたが、戦後の食糧難のときに、屋台の飲み屋などで食べられるようになったのが始まりとされています。今では、焼肉屋でもおなじみのメニューとなっていますね。

食べたことがない人は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

コテッチャンの栄養

  • ナイアシン

ナイアシンも、ビタミンB群のひとつです。たんぱく質や脂質、炭水化物の代謝を助け、エネルギーに変える働きをしています。

さらに皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあるので、美肌つくりに大切な栄養素です。アルコールなどの有害物質を分解にも深く関わっているので、ナイアシンを摂取していると二日酔いしにくいと言われます。

  • ビタミンB12

ビタミンB12 は、水溶性のビタミンです。葉酸と一緒に赤血球を作る働きをするので、「造血のビタミン」と言われています。

また神経細胞を作り出すのにも必要とされています。

不足すると貧血になったり、神経系の障害がおきて、手足がしびれたり、肩こりや腰痛がいつまでも治らなくなったりします。さらに、うつや不眠症の原因にもなるので、気をつけてとりたい栄養素のひとつです。

  • マンガン

マンガンは、ミネラルのひとつです。多くの酵素の構成成分になっています。そして骨や軟骨の合成を助けます。インスリンの合成と関係しているので、血糖値を下げるのに役立っています。成長や生殖機能にも関係しています。こちらも併せて取りたい栄養素の一つですね。

コテッチャンのおいしい焼き方

  • あまり火を通しすぎないように!

コテッチャンは、基本的にはあらかじめ火が通っているので、さっと炒めるだけで大丈夫です。長く焼くと固くなってゴムのようになってしまうので、あまり火を通しすぎないように注意しましょう。

  • 少し焼き色がつくくらいがベスト

コテッチャンは、あらかじめ味がついているのでただ焼くだけで手軽に料理ができます。でもほんの少しだけ焼くときのコツを覚えておくと、おいしく食べることができます。焼くときは強火で、少し焼き色を付けると香ばしくなります。ただし味がついていて焦げやすいので、気をつけましょう。 

コテッチャンの活用レシピ3選

  • 1.コテッチャンとなすの炒め物

コテッチャンとなす、シシトウを合わせて炒めるレシピなのですが、焼肉のタレと味噌で味付けしましょう。少し濃くすることで、ご飯がどんどん進むスタミナレシピに!野菜を合わせているので、栄養面も安心ですね。

  • 2.簡単ホルモン焼きそば

焼きそばが、いつもと違う味に変身します。焼きそばの玉といつもの材料で、あっという間に出来上がります。味が足りないときは、少し焼き肉のタレを入れるのがポイント!しっかりとしたお味は子供たちにも大人気のはずです。

秋田県や鳥取県のB級グルメとして有名なホルモン焼きそばを、家庭で作っちゃいましょう!

  • 3.コテッチャンで作る簡単モツ煮

何も味のついていない白モツから作るより、味があらかじめついているので簡単にできます。ダイコンやニンジン、ゴボウ、こんにゃくといったモツ煮に定番の野菜と、少しの水を加えて煮込みます。味噌を入れてお好みの味になったら、長ネギと七味唐辛子でいただきます。体が温まって、お酒のすすむひと品です。

コテッチャンを使って、モツ煮はいかがですか。

おわりに

いかがでしたか?

モツはちょっと……と敬遠していた人も、この機会にぜひ試してみてはいかがですか?

モツは焼肉屋さんでしか食べたことがない、という人もいると思いますが、実は家庭で簡単においしく食べることができるんです。

しかも普通のお肉に比べてカロリーが低く、お肌にいい栄養がたっぷり。少し手を加えれば、栄養のバランスもとれます。

この機会にぜひお試しあれ!


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